ツバメが子育て中!
自然もいっぱい、エサとなる虫もいっぱい、人通りもいっぱい、ツバメさんに大人気物件の437。
昨年は私の予測にすぎませんが、30羽以上のツバメが施設内のどこかから巣立ったと思っています。
今年も多くのツバメが帰ってきて、子育てに励んでいます。箱を設置するなどしてなるべくお客様にご迷惑にならないように努めておりますので、皆様で温かく見守っていただければ幸いです。
実は今年は残念ながら、巣作りの途中でスズメに乗っ取られた巣がいくつか見られます。
スズメは巣作りが下手なので、時にはヒナをつつき落としてまで乗っ取ることもあるそうです。ヘビなどの天敵が少ない437では、一番の脅威はスズメかもしれません。
ツバメは渡り鳥なので翼も大きく尾も長いので、飛んでいる姿を見るとけっこう大きく見えるかもしれませんが、身体は本当に小さく、スズメよりよっぽど華奢です。かなり大声で威嚇しながら飛び回りますが、ケガでもして飛べなくなったら即命に係わるので、直接スズメに攻撃などはせず、最終的に横取りされてしまうようです。
飛びながらエサを捕るくらいですから飛行能力が非常に高く、柱の間を高速ですり抜けて行ったり、巣の近くにいる人を威嚇するのにギリギリまで来て急旋回(つばめ返し!)したりと、見事なものです。
直売所前の巣では、ヒナたちの姿も見えるようになってきました。産まれてから20日前後で巣立つので、見えるようになってからは日々グングンと成長していきます!
小さいうちは親がフンをくわえて外に捨てに行きますが、これぐらいになると自分でお尻を外に出してフンをするようになるので(巣が不衛生にならないための本能だそうです)、どうしても巣の下が汚れてしまいます。
事務所前の巣も給餌を始めたのでヒナはかえっているものの、まだ姿はほとんど見えません。今日は親の夫婦が給餌の合間に向き合って長らくピチュピチュジーと会話をしておりました。子育て方針の話し合いでしょうか(笑
ツバメは本当におしゃべりな鳥で、求婚中や巣作り中も、しきりに会話をしています。
ここ数日施設内か周辺で巣立ったと思われる若鳥が、施設内を飛び回っています。若鳥は飛び方がやたらめったら飛び回るといった感じでとにかく元気いっぱい、若さが眩しい…まだ若干飛行精度が低いので、たまに若鳥同士空中で接触することもあります。
若鳥は群れるので他の巣のヒナにも興味津々で、やたらと巣をのぞきに行くのも特徴です。彼らが始終飛びながら発する声や親たちの鳴き交わし声で、何ともまぁにぎやかな中庭となっております。
しかし、今日のような雨天でも給餌をやめるわけにはいきませんので、親はとにかく必死です。土砂降りでもためらわずに飛び出していく姿を見ていると、無事に帰ってこられるよう祈らずにはおれません。
事務所前のヒナたちが見えるようになってきたら、続きで写真を撮っていこうと思います!